福徳神社
今回は、藤間司法書士法人が入居しているビルから歩いて10分程の距離にある、日本橋室町の「福徳神社」についてご紹介します。
福徳神社の由緒
創建年代は不詳ながら、貞観年間(859年~876年)には鎮座していたと云われており、当時の地名が‟武蔵野国豊島郡福徳村”と呼ばれていたことから社名を福徳神社と称したそうです。
江戸幕府第二代将軍の徳川秀忠が参詣した際に「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛し、古例である椚(クヌギ)の皮付き鳥居に春の若芽の萌え出でたのを見て、神社の別名を『芽吹(めぶき)神社』と名付けました。
御祭神とご利益
元々は稲荷神社だったことから、御祭神には五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)がお祀りされています。その他にも錚々たる神様が祀られており、五穀豊穣や商売繁盛はもちろんのこと、金運アップ・無病息災のご利益があるそうです。
社殿や福徳の森
社殿の両脇にはキツネの狛犬が鎮座し、お稲荷さん繋がりで境内には稲が植えられており、稲穂が実るように願い事が実ることを表しているそうです。
境内の隣、ちょうど手水舎の背後あたりに、福徳の森と呼ばれる小さな森が広がり、クヌギやモミジ、しだれ桜などが植えられています。
夫婦キツネの絵馬
キツネの狛犬がデザインされた絵馬があり、物探しに適していると言われています。
最初、絵馬は2匹のキツネがくっ付いた状態で売られているので、2つに分けて片方に願い事を書いて境内にかけ、もう片方は持ち帰ります。実はこの2匹は夫婦で、相方がいなくなったことでキツネは一生懸命に物探しの願いを叶えて、また一緒になろうとするのだそうです。
なので、願いが叶ったら、持ち帰ったもう片方の絵馬は必ず福徳神社に納めましょう。
お守り
芽吹をイメージしたお守りで勝負運アップにおすすめの「勝守(かちまもり)」や、自分自身の成長を祈願する「芽吹き守」などのお守りがあります。
また、江戸時代に富くじ(宝くじ)の発行を許された神社のひとつだったことから「富籤守(とみくじまもり)」というのもあり、宝くじの高額当選を祈願したい人に人気で、宝くじなどを大切に保管する「宝袋」もあるようです。
福徳神社の隣には、無病息災や病気平癒のご利益がある「薬祖神社」もあるので、藤間司法書士法人にいらした際には、少し足を延ばしてお参りされてみてはいかがでしょうか。