風景印
郵便局に風景印(ふうけいいん)という消印があるのをご存知ですか?
消印といえば、あの切手の隅に押される、局名と年月日が記された判子。
風景印は、通常の消印にその地域の名所やゆかりのある存在、特産物などが描かれているのです。
風景印は、ポストに投函するだけでは押されず、郵便局の窓口で依頼する必要がありますが、現在全国の半数近くの郵便局に配備されています。
切手と同様、郵便を楽しむアイテムとしていくつかご紹介したいと思います。
旅先から自分宛の思い出にもよいかもしれません。
まずは青森県三戸郡三戸町にある「三戸郵便局」の風景印。絵本「11ぴきのねこ」シリーズで 知られる馬場のぼるさんのふるさとです。
地元商店街や三戸町では、“11ぴきのねこのまち”として、まちづくりに取り組んでいるそうです。町内には記念館〈ほのぼの館 馬場のぼるの部屋〉があり、商店街や郵便局でも、猫の絵や像と出会うことができます。青森の名産リンゴの枠が可愛いですね。
奈良の吉野の桜の風景印。豊臣秀吉が5000人を従えて訪れたという桜の時期の吉野山は、一度は訪れてみたいところです。日本らしい風景印なので外国の方にも喜ばれることでしょう。
伊豆の踊子の舞台、静岡県河津郵便局の風景印も趣深いもの。天城山の河津七滝で河津桜をめでつつ休む主人公たちの姿です。
最後に岡山県浅口市の星空と国立天文観測所をデザインした、岡山県鴨方郵便局の風景印。市のHPでもアピールされている、日本一の天文台と美しい星空が街の誇りをよく表していますね。
全国の郵便局には、ユニークな風景印がたくさん。
郵便局のウェブサイトでは、風景印を検索できます。
ぜひ、お近くの郵便局もチェックしてみてください。
日本郵便の風景印