睡眠について
厳しい暑さが続いています。先月から各地で最高気温を記録するなど身体にも負担が大きく、
日々疲労を感じてる方が多いと思います。
疲労や体力温存には睡眠が重要だと言われていることは皆さんご存じかと思います。
そこで睡眠について大事なポイントをご紹介します。
①8時間以上の睡眠が免疫力を高める上では良いとされています。平均睡眠時間が7時間未満の場合、睡眠時間が8時間以上の人と比較すると、おおよそ3倍程度の割合で、風邪を発症しやすくなるというデータがあることからも、8時間以上の睡眠時間の確保は、免疫力向上の上で非常に重要と考えられます。
②朝起きてからすぐに太陽の光を浴びることでメラトニンの分泌が止まり、体は覚醒状態になります。また、体は光を浴びて14〜16時間程経過すると、メラトニンが再分泌される仕組みになっているため、たとえば朝の8時に太陽の光を浴びると夜の22時〜24時頃にちょうどメラトニンの分泌量が増え眠気を感じます。このサイクルを繰り返すと睡眠リズムがしっかりと整い、質の良い睡眠をとることができ、免疫力向上にも繋がります。
③食事は睡眠の3時間前までに済ませることも、免疫力を高める上では重要なポイントです。就寝直前に食事を取ってしまうと、睡眠の際に消化の働きが活発になってしまうため、脳や体を休めることが困難になってしまい、睡眠の質に悪影響を及ぼす危険性があります。
④お風呂の入り方も睡眠をうまく取れるか大きく左右します。
お湯に浸かることで体温が上昇すると血液が全身に循環し、血液と免疫細胞の循環がよくなるため、免疫力アップにつながります。また、血管が拡張していることで、その分熱を発散しやすく、体温の高低差が生まれることで眠気が生じ、眠りの質も高めてくれます。
ただし、お湯の温度が高すぎると交感神経が活発化し、血圧が上昇したり、心拍が速くなったりと、かえって逆効果になることもあるため、目安としてお風呂のお湯は38度〜40度と少しぬるめにすることが大切です。
⑤寝る前は出来るだけリラックスして過ごすようにします。
カフェインレスの温かい飲み物や、目元を温めたりするのも効果的です。
一方で、寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見ると交感神経が刺激されて体や脳が興奮してしまい、睡眠の障害になると言われていますので注意が必要です。
⑥寝る前に飲酒やカフェインの摂取、喫煙をしないことは、睡眠の質、免疫力を高める上で無視できません。これらはそれぞれ覚醒作用を持ち、交感神経が副交感神経よりも優位になるため、体が休まらなくなってしまいます。また、頻尿になる恐れがあり、深い眠りについていたとしても途中で起きてしまう可能性が高まります。
質の良い睡眠をとるためのポイントをいくつかあげてみました。
暑さで疲れ切った身体を回復させてるには睡眠はとても重要です。
暑さはしばらく続きます。質の良い睡眠をとりこの夏を乗り切りましょう。