藤間司法書士法人の前身である藤間司法書士事務所が、現在入居しているビルに引っ越してきたのは2012年のことです。

当時入居していたビルは老朽化しており、退去の打診を受けてはいましたが、2011年3月に起きた東日本大震災が決定打となりました。

ビルの壁にひびが入ったり、壁の一部が剥がれ落ちたりしたので、所員や来所されるお客様の安全を第一に考え、引っ越しすることにしました。

引っ越し先の候補として、お客様にご不便をお掛けしないために、以前の場所からは遠く離れていないことが条件でした。

そのため、引っ越しと言っても以前入居していたビルから、道路を挟んだ反対側にある現在入居しているビルへの近距離の移動となりました。

新しい事務所に持っていくことに決めた金庫や机など、大きいものの運搬は業者に頼みましたが、それ以外の書類や文具、備品などは自分たちで運びました。

2011年12月の仕事納めの翌日と2012年1月の仕事始めの前日に休日出勤し、台車に書類などが入った段ボールを載せて何往復もしたり、荷解きして棚に並べたり、抽斗にしまったりしました。

また、各自パソコンやプリンターのセッティングをするなどかなり慌ただしい年末・年始でしたが、そのかいもあって、仕事始めの日には通常どおりに業務を開始することが出来ました。

あの引っ越しから10年以上経ったのかと思と、とても感慨深いものがあります。

以前の事務所が入っていたビルは取り壊され、今では駐車場になっています。その周辺も再開発のため、ビルが取り壊され工事中です。この再開発は大規模なもので、2023年の春ごろに「東京ミッドタウン八重洲」が開業したことは記憶に新しいところですが、八重洲一丁目から二丁目にかけて続々と解体・建設工事が行われています。

また、2027年度竣工の「Torch Tower（トーチタワー）」は、日本一の超高層オフィスビルとなる見込みです。ホテルやホール、商業施設などを有する、東京の新たな名所となりそうです。

この他にも京橋の方でも建設中の建物がありますし、首都高の地中化が進められており、日本橋の上で空が見られる日もやってきます。

このように、藤間司法書士法人の周辺は刻々と変化をしておりますので、来所された際にはその移り変わりを眺めれらてはいかがでしょうか。