免疫力を作るための対策
気温がぐんと下がり、寒さが厳しくなる冬になると、何だか身体がだるい、
朝が起きられない、疲れやすいといった不調を感じることはありませんか。
特に、ここ半年ほどは様々な感染症も流行り、季節関係なく体調を崩しやすくなっています。
冬に風邪を引きやすいのは当たり前のことでしたが、それ以外の感染症対策もしっかり行わなければいけません。
では冬はなぜ体調を崩しやすいのか、また免疫力を作るための対策を紹介させていただきます。少しでもお役に立てればと思います。
冬に体調を崩しやすい一番の原因は、寒暖差による自律神経の乱れです。夏よりも冬の方が昼夜の寒暖差が大きくなり、急激な気温の変化で自律神経が乱れて体調が崩れやすくなります。
また、冬になると夏と同じ風景も何となく寂しい気持ちで受け取ってしまう、ということはないでしょうか。
夏に比べて日照時間が短くなることで、やる気や感情をコントロールする「セロトニン」というホルモンが活性化されにくくなるということが分かっています。
脳の活動が低下することも冬の体調不良を引き起こす原因となります
•充分な睡眠をとっても、疲れが残っている
•肩こり、冷え、頭痛
•身体が重だるく感じたり、イライラしやすくなる
•風邪を引きやすい
•風邪が長引く
セロトニンとは、必須アミノ酸トリプトファンから合成される脳内の神経伝達物質の一つです。セロトニンは≪幸せホルモン≫とも呼ばれており、精神を安定させる効果があります。
セロトニンが不足し出すと、不安な気持ちやイライラしたりし、体調にも影響してくるといわれています。
日の光を浴びることで、トリプトファン基にセロトニンが脳内で分泌されます。
曇りの日が多かったり、日照時間が短い冬は、他の季節よりもセロトニンの分泌量が減少するといえます。
冬は自律神経を整える生活習慣を取り入れることで、寒さに負けない身体づくりができます。自律神経を整える過ごし方として3つほど取り上げてみました。
健康な毎日を過ごせるよう、短時間でも取り入れてみてください。
・朝起きたら日光を浴びる
朝一番に日光を浴びることでセロトニンが分泌されて、体内時計にスイッチが入ります。
・手軽なストレッチで筋肉をほぐす
寒さが厳しくなる冬は血行が悪く、自律神経が乱れやすくなります。こまめなストレッチや肩回しなどで全身の血流や筋肉をほぐすことで疲れにくい身体を作ることができ、心も身体もスッキリします。
・毎日湯船に入る
湯船に浸かってリラックスすることは、身体を休ませる副交感神経が優位に働き、自律神経を整えることができます。また、睡眠の質が高まり日頃の疲れが取れやすくなります。