暑い夏を乗り切りましょう
今年は6月過ぎたころから暑さが厳しく、7月8月は熱中症警戒アラートが毎日のように出ています。
今までこんなに猛暑が続く夏はなかったような気がしますが、この暑さによって疲れも溜まり、身体の負担は増すばかりです。
夏は他の季節に比べて、十分な睡眠が取れない(暑さで寝られない)、昨日の疲れが取れていない、朝から体が重くだるい、食欲がないなど、不調になる原因がたくさんあります。
これらの原因は自律神経の乱れにあります。なぜ夏に自律神経が乱れやすいのかというと、外と中の温度差と言われています。
人間は恒温動物で、暑い夏も寒い冬も体温は同じです。
夏は体温が35度だけど冬は15度なんてことはなく、自律神経は外の暑さや寒さからの影響を調節して、体温を一定に保っているのです。
でも夏の時期は、外に出れば35℃以上の猛暑、中に入ればクーラーで25℃の涼しい室温なので、身体はその温度差に負担がかかります。これにより自律神経が疲弊してしまいます。
私たちの活動と休息をコントロールする自律神経は、日中にスムーズに活動できるのも、
睡眠中に疲れを回復できるのも、自律神経が正しく働いているからです。
自律神経が疲弊してしまえば、気持ちよく動けませんし、睡眠中も疲労回復や体の修復が十分に進まずに朝をむかえてしまうことになります。
これが積りに積もって、体調不良が現れてくるのです。
そこで、体調不良を起こさないために、
①生活リズムを整える
(起床時間、就寝時間、食事の時間、お風呂に入る時間など)
平日も休日も関係なく、それぞれの時間を合わせて生活のリズムを整える。
②身体を冷やさない
(冷たいものの飲みすぎ、湯船ではなくシャワーだけの生活をしない)
暑いからといって体を冷やすと内臓のはたらきは低下します。
なるべく温かいお茶や白湯を飲むようにしたり、お味噌汁などの発酵食品で
体の中を温めることが大切です。
暑い夏だからこそ体を冷やしてしまうのが体調不良の原因にになります。
③夕方に散歩、ウォーキングをして、身体を動かす。
夕方は1日の中でもっとも体温が高い時間帯で、軽い運動でさらに体温を上げると疲労しにくくなると言われています。
特にデスクワークの方の疲れは、体を動かさないことが原因の疲れです。
その疲労回復のポイントは体を動かすことです。
9月までは暑い日が続きます。毎日少しでも身体に良いことを行い、
暑い夏を乗り切りましょう。